『誘惑にすぐ負けてしまう』 『意志力が弱い』
このような問題を解決します。
今回紹介することは以下の2つです。
- 意志力がなくなる原因
- 誘惑に勝つための3つのテクニック
ぜひ参考にしてください。
意志力が低下してしまう原因
意志力を司る前頭前皮質の活動が低下してしまうと、誘惑に負けやすくなってしまいます。
前頭前皮質の活動低下の原因として考えられるのは以下の2つです。
- 闘争・逃走反応のストレス
- 睡眠不足(疲労)
順番に解説します。
まず、ストレス反応についてです。
闘争・逃走反応のストレスは意志力を低下させてしまいます。
体内でアドレナリン・コルチゾンなどのストレスホルモンが分泌され、前頭前皮質の活動を低下されるからです。
このストレス反応は、誘惑があるときや何かに襲われた時などに起こる反応ですが、現代人はこのような反応は必要ありません。
しかし、意志力が強い人は誘惑があるときは闘争・逃走反応ではなく休止・計画反応を起こします。
休止・計画反応は前頭前皮質にエネルギーが集められるため、誘惑に勝てるわけですね。
続いて、睡眠不足についてです。
睡眠不足による疲労で『望む力』が働かなくなり、意志力も低下してしまいます。
睡眠不足は何一つメリットがないので最低7時間は眠るようにしましょう。
もし十分な睡眠をとっても疲労感が残ってしまうのであれば瞑想やヨガがおすすめです。
よければ読んでみてください。
誘惑に勝つための3つのテクニック
誘惑に勝つためにも意志力が必要になりますが、意志力は筋肉のように少しずつ鍛えることができます。
ということで次は意志力の鍛え方について解説します。
- 意志力が強い人と関わる
- 自分に優しくする(セルフコンパッション)
- 心に余裕を持つ
この3つを順番に解説します。
意志力が強い人と関わる
実は、意志力は他人から影響を受ける(感染する)ことがわかっているんです。
これはミラーニューロンという他人から影響を受ける細胞の働きです。
自分の感情や経験と相手を結びつけて、相手が変化すると感情や経験も変化します。
つまり、意志力が強い人が周りにいたり、知り合いが誘惑に勝ったのをみたりすると自分の意志力もUPするということです。
友達に誘惑に勝った話を聞いてみるといいかもしれませんね。
自分に優しくする(セルフコンパッション)
自分に優しくする(受け入れる)ことで意志力は高まります。(欲求が減り、ストレスも減る)
それにより、ストレスや欲求に関連する脳の活動が鈍くなり、欲求を感じる部位と欲求から行動に移す部位が途絶えるんです。
これは、3つ目の『心に余裕を持つ』に近いですが、目標に相応しい行動を取ることができ、長期的に考えることができます。
友達になったつもりで自分に優しく接しましょう。
心に余裕を持つ
誘惑に勝つためには心に余裕を持つのが大切です。
恥や罪悪感で意思力が低下することがわかっています。
ストレスを減らし心に余裕を持ちましょう。
常にスッキリいられるのが大切ですが、そのための3つの方法があります。
①心を全てありのままに見つめる
②自分以外の辛い思いをしている人のことを考える
③大切な人に話すつもりで自分に話す
『みんな悩んでいるのは同じ』と考えるのがいいかもしれませんね。
きっとストレス解消にもつながるはずです。
まとめ
- 意志力低下の原因である闘争・逃走反応や睡眠不足を解消しよう
- 意志力は他人から影響を受けるため、意志力が強い人と関わろう
- 心に余裕を持ったり自分に優しくしたりすると誘惑に強くなる
今回参考にさせていただいた本はこちら↓
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というわけで、今回はここまでです。
最後まで読んでいただきありがとうございました。
これからも箱部ブログでは心理学を中心に皆さんの役に立つ知識や情報を発信していきます。 よければ他の記事も読んでみてください。
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